肛門科へ行ってきた。痔になったあなたへ贈るバラード。完結編

どうも、ロボットマナブです。

前回から2週間、遂に痔の手術をする日がやってまいりました。

症状としては内痔核。つまりイボ痔でございます。

突然の出血に驚く日はもう終わり。今日で終わりなのさ。

ということで、2週間前に訪れた肛門科へ出頭する。

おや? 入り口が閉まっている。

扉に貼られた営業時間は確実に今現在が時間外であることを教えてくれた。

おかしい。この時間に予約があるのだが。

不審に思って電話すると、玄関を開けてくれた。

そうか。手術は一般の診察時間とは別に設けられているのか。

院内に入るとそこは静寂の世界だった。人がいない。なかなか面白い雰囲気だ。

手術前にトイレに入る。胃と腸の中は空っぽだが、尿意はわからない。

トイレに入ると不思議なことに気がついた。あれ?ここのトイレ鍵が無い。

これって、泌尿器科もそうだったなー。老人が多く来訪する病院はどこもこんな具合なのだろうか。

医務室に呼ばれて、先生と対峙する。

その後の経過など訊ねられるが、僕の体調に変化は何も無かった。

「手術前に点滴で静脈麻酔を注射します。頭がぽわーと・・・」

と先生はちょっととぼけたような顔で、白目を剥く。

「ぽわーっとなりますが、そのまま眠ってしまって大丈夫です」

先生の面白顔にちょっと心で笑う。

「では行きますか」「はい」

先生の後に付いて医院の2階に上がる。なんか普通の家みたいだ。

2階にはベットが置かれた手術室があり、僕はそこで着替えることになった。

お尻の側に穴が空いている紙の青いズボン。

シャツは着たままで、このズボンを装着する。

そしてベットの上で身体の右側を下にして横になる。

女医の手により毛布がかけられ、お尻の方でなにやらテープなどがぺたぺた貼られる。

手術しやすくするために、お尻が綺麗にみれるポジションを維持する。

僕の右手の甲に点滴が挿入される。静脈麻酔だ。

が、点滴が落ちない。痛い。のだが、女医さんは挿入した点滴を深くさしたり浅くしたりする。

が、駄目だ。点滴がさっぱり血管内に入らない。

ということで右腕に点滴を移動して刺す。

冷たい何かが流れる。久しぶりだ。虫垂炎で入院した以来の、血管に違う何かが流れる感じ。

肛門付近の筋肉に、針が細い注射を打たれる。局部麻酔だ。

肛門の筋肉をゆるくしなくては、穴が大きく開かない。内視鏡が入らない。

僕はゆっくりと眠りに落ちていった。

次にまどろんだ時は、尻に何か入れられて、「注射しますよー」と言われた時だった。

今回の手術はイボ痔を切り取るのではなく、ジオン注入という療法を行う。

患部に4点注射を行い、内痔核を硬化して直してしまう。

その注射を1点行うごとに、患部にマッサージが必要となる。注射したものを患部に広めるためだ。

そのマッサージ中は、前立腺を刺激されるので、下痢の時のようにお腹が痛くなる。

しかも尿意が起こる。

そのマッサージが4度繰り返された。1度につき五分間。

これがものすごい堪え難い。

出もしないのに尿意と便意(腹痛)がある。ものすごい冷や汗をかく。

つらい。が、これを耐えきれば僕は痔とおさらばなのだ。

薬のせいで時間が飛んでいる。

壁にかかった時計は入室から1時間半経っていた。

手術は終わったらしい。

肛門に激痛を感じる。それと尿意。

「と・・・トイレに行かせてください」

「はい、あ、後ろ(ベットの方)見ないで下さいね」

と言われて僕はチラ見する。

げっ! すげえ血。それもそうか。血が固まった痔に処置を施したんだ。

僕はトイレに行くが、もう何もでない。

肛門が痛い。1時間程座っているように言われたので、僕は激痛に悶えながら座っていた。

全然痛みが引かない!

先生に呼ばれて医務室で説明を聞く。

「イボ痔はこのくらいの大きさでした。手術用の内視鏡がこのくらいの大きさだと・・・」と先生はメモ帳に大きな丸を描く。

ちょっとまて!その大きさ、なんかおかしくないか?!

例えるならばペットボトルのキャップより大きいよ!

まさか・・・この激痛の原因は・・・

「で、イボ痔はこのくらいの大きさでした」と丸の半分に線を引く。

完璧な半月だ。どうやら3cmくらいの大きさもあったらしい。

「なにか変わったところはありますか?」

「ケツがすげえ痛いです」

「手術用の内視鏡を何度も出し入れしましたから、しばらくがまんしてください」

あの・・・ペットボトルを・・・・何度も・・・・。

僕は絶対ゲイにはなれないと悟った。

それにしても肛門が痛い。

待合室で待機している時も、僕は悶えて何度も体勢を変えた。

痛いのだー。

こういう時、僕はいつも考えていることがある。

苦痛は時間が過ぎれば忘れる、という魔法の言葉だ。

どんなに辛い状況でも、時間は勝手に進んでくれる。そして苦痛も勝手に無くなる。

僕はそんなことを考えながら、もうとっとと歩きたくてたまらなかった。

歩けばちょっとは苦痛が減るだろう。

ようやく解放された時は、空が暗くなっていた。

薬局で薬をもらい、外に出る。歩くぞ。歩く。

と思いながら駅に向かっていたら、後方から薬剤師さんが走って追いかけてきた。

ええ?! なに?! なんで?!

迎え撃つ体勢をとると。薬剤師さん(女性)があたふたと説明を始めた。

「お渡しした薬が間違っていました、ジェネリックで、高くて、いや、高く頂いているけどジェネリックは安くて」

なんだか要領を得ない。すると薬剤師さんの後方、向こうの景色にもこちらに向かって失踪する薬剤師さん(女性)が見えた。

なんだ。バタリアンか。走るゾンビに襲われるみたいだ。

「すいません! お渡しした薬がジェネリックでした。本当はこちらです」

と薬を渡される。ジェネリックとは、特許が切れた薬品を他社が製品化したものらしい。

つまり安いのだ。

僕は正しい薬を受け取り、お礼をいって二人とは別れた。

そういえば、前回は保険証を返してもらい忘れ、病院へ取りに戻ったんだった。

僕はいつもそんな感じだ。なんらかの要因で失敗が起きる。

それにしても激痛で、前傾姿勢。顔も自然といかめしくなる。

痛い。

ケツ、痛い。

家に帰宅するまでがとんでもなく苦痛だった。

帰宅後、すぐに薬を開封する。

前回もらった「マグナム」
$スタジオ超合金 自衛隊とフランス外人部隊と時々ラクガキ。-マグナム

それに「エネルギー」
$スタジオ超合金 自衛隊とフランス外人部隊と時々ラクガキ。-エネルギー

そして今回は「痛み止め、胃薬、腫れを抑える薬」と新しく各種いただいた。

もう、いろとりどりだ。こいつらを「AKB48」と命名する。
$スタジオ超合金 自衛隊とフランス外人部隊と時々ラクガキ。-AKB48

これにて僕はしばらく薬漬けの日々となる。

さて、痔は完治するのだろうか。

それはまたご報告いたしましょう。

とりあえず、しばらくは肛門の痛みと戦うことになりそうだ。

今まで鍛えたことがない箇所をマキシマムに鍛錬された感じ。

できれば他のことで苦労したかったよ。

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